2007.06.07
短期間での増資はJ-REITの宿命
このために必要になってくる、もうひとつの資産調達方法が「増資」です。
増資とは、投資口を新規に発行して、投資家から資金を集める方法です。増資で集めた資金を物件取得や借入金返済に回すことによって、借入金比率を引き下げることができます。
つまり、J-REITの資金調達は「借入金による物件取得(=借入金比率の上昇)」と「増資(=借入金比率の引き下げ)」というサイクルを繰り返すことになるのです。
J-REITの場合、上場直後は物件棟数などの資産規模が小さく、分散効果を高めるためにも積極的な外部成長をおこなう必要があります。そのため借入金比率が短期間で上昇し、借入金比率を一定水準以下に保つための増資が、すぐに必要となってしまいます。
実際にほとんどの銘柄は、上場後1年以内に増資をおこなっています。そのような「短期間での増資」も、J-REITの特徴のひとつとして挙げられます。