サンケイリアルエステート投資法人が投資口追加発行、品川シーサイドTSタワー等4物件を取得

(2021/08/16)

サンケイリアルエステート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2年ぶり。 発行口数は105,047口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,252口。これにより発行後の投資口数は30.9％増の467,099口となる予定。 調達額は131億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「品川シーサイドTSタワー」の追加持分等、オフィスビル4物件、取得額は計251億円。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は、35％増の966億円となる。 これに伴い業績予想を修正。 第5期（2021年8月期）は、支払利息の増加等により、4月に公表した業績予想に対し2.2％減益を見込むが、利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,862円と変更なし。期末の有利子負債比率は47.6％を想定。 上記の公募増資及び物件取得が反映される第6期は、新規4物件取得により、前回予想比42.6％増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は2,963円と8.9％増となる見通し。期末の有利子負債比率は47.3％を想定。 資産規模が概ね1,000億円となったことから、今後は2,000億円～3,000億円を中期目標に設定し、早期の規模拡大を目指す。