サンケイリアルエステート投資法人が第13期決算を発表、1口当たり実績分配金は2,361円

(2025/10/16)

サンケイリアルエステート投資法人が、第13期（2025年8月期）決算を発表した。 第13期は、「東京サンケイビル」を売却した。これによる売却益44百万円が寄与したが、固都税や修繕費、支払利息等の増加により、前期比3.6％減益となり、1口当たり分配金は2,361円となった。 期末のポートフォリオは16物件、資産規模（取得額合計）は939億円、有利子負債比率は47.9％。 第14期（2026年2月期）は、日立九州ビルの一括貸テナントである日立製作所が、一部を残し9月に退去した。これにより賃貸収入は減少するが、解約違約金収入582百万円計上により、前期比17.4％増益を見込み、1口当たり分配金は2,773円となる見通し。 第15期（2026年8月期）は、前期の解約違約金収入がなくなること、日立九州ビルの原状回復工事収支計上により、前期予想比18.9％減益を見込み、1口当たり分配金は2,249円となる見通し。 日立九州ビルは9月退去後の稼働率が12.8％となる見込み。マルチテナント仕様に変更し継続保有するか、もしくは売却するか、年末までに決定する予定。