オリックス不動産投資法人が投資口追加発行、ホテルユニバーサルポートを取得

(2018/02/26)

オリックス不動産投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は76,190口、オーバーアロットメントによる売出口数は3,810口。これにより発行後の投資口数は3％増の2,760,000口となる予定。 調達額は120億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金の一部に充当する。 新たに取得する物件は、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテルである「ホテルユニバーサルポート」。総客室数は600室。取得額は340億円。スポンサーのオリックスグループである合同会社ユニバーサルホテルマネージメントと固定賃料+売上歩合賃料の5年間の定期賃貸借契約を締結する。 これに伴い、第32期（平成30年2月期）及び第33期（平成30年8月期）業績予想を修正。 第32期は、12月に売却した「ラウンドクロス南麻布」の売却益275百万円計上や既存物件の増収により、10月に公表した業績予想に対し4.8％増益を見込む。物件売却益を内部留保するも、1口当たり分配金は3,210円と1.6％上回る見通し。 上記の公募増資及び物件取得が反映される第33期は、前回予想比5.6％増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,240円と2.5％上回る見通し。 併せて第34期（平成31年2月期）業績予想を発表。ホテルユニバーサルポートの通期稼働及び変動賃料発生により、前期予想比1.2％増益を見込み、1口当たり分配金は3,280円となる見通し。 なお、第33期末及び第34期末における有利子負債比率は42.9％を見込み、第32期末想定43.7％より低下する見通し。