星野リゾート・リート投資法人が投資口追加発行、界 霧島等2物件、メザニンローン債権を取得

(2021/11/10)

星野リゾート・リート投資法人（HRR）が、投資口の追加発行を行う。公募増資は3年半ぶり。 発行口数は19,390口、オーバーアロットメントによる売出口数は969口。これにより発行後の投資口数は9％増の245,324口となる予定。 調達額は138億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、スポンサーである星野リゾートが運営する、鹿児島県霧島市にある「界 霧島」と、大分県別府市にある「界 別府」、2物件の取得額は計112.48億円。 また星野リゾートが優先出資する、「ホテルWEBグランデ関西エアポート」を保有するファンドのメザニンローン債権7.5億円を取得する。適用利率は年率10.50％。本物件の売却時には星野リゾートが優先交渉権を取得するため、将来的にHRRの取得に繋がる可能性もある。 これらに伴い第18期（2022年4月期）業績予想を修正。上記2物件及びメザニンローン債権の取得による収益が寄与し、6月に公表した業績予想に対し9.7％増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は7,153円と0.6％増となる見通し。 併せて第19期（2022年10月期）業績予想を発表した。新規物件の通期稼働が寄与し、前期予想比4.2％増益を見込み、1口当たり分配金は7,454円となる見通し。 なお、増資後の有利子負債比率は35.4％と増資前の38.1％より低下する見込み。