大和証券リビング投資法人が投資口追加発行、住宅2物件とヘルスケア施設4物件を取得

(2021/09/10)

大和証券リビング投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は10ヶ月ぶり。 発行口数は70,476口、オーバーアロットメントによる売出口数は3,524口。これにより発行後の投資口数は3.5％増の2,205,546口となる予定。 調達額は約85億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、大阪の住宅2物件と、神奈川県及び都内のヘルスケア施設（有料老人ホーム）4物件の計6物件、取得額は計133億円。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は、4％増の3,430億円となる。 これらに伴い、第32期（2022年3月期）業績予想を修正。上記6物件の収益が寄与し、5月に公表した業績予想に対し、3.9％増益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を174百万円から206百万円に増額し、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は2,180円と0.9％増となる見通し。 併せて第33期（2022年9月期）業績予想を発表。固都税が増加する一方、前期の投資口発行費用がなくなるため、前期予想比0.7％増益を見込む。一時差異等調整積立金より173百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,180円と前期予想と同水準となる見通し。 なお、第32期及び第33期末の有利子負債比率は50.9％と、増資前の2021年8月末の51.3％から低下する見込み。 引き続き中期目標である資産規模4,000億円を目指す意向。