ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が投資口の追加発行、7物件を取得、1物件を売却

(2022/11/28)

ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2期連続となる。 発行口数は23,500口、オーバーアロットメントによる売出口数は1,175口。これにより発行後の投資口数は2.4％増の1,070,433口となる予定。 調達額は50億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「KDXレジデンス尾山台」等、住宅2物件、ヘルスケア施設5物件の計7物件、取得額は計109億円。 一方、1物件の売却を発表した。売却する物件は、名古屋市東区にある「KDXレジデンス東桜Ⅱ」。名古屋エリアの賃貸需給環境が弱いこと、築17年経過し、将来的な収益力低下や修繕費の増加を想定し、売却を決定した。売却額は11.8億円。 これらに伴い業績予想を修正。第22期（2023年1月期）は、上記取得7物件のうち6物件を取得、1物件を売却する。物件売却益298百万円が寄与し、9月に公表した業績予想に対し6.6％増益を見込む。一時差異等調整積立金より20百万円を取り崩す一方、売却益のうち56百万円を内部留保とし、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は4,181円と1.5％増となる見通し。 第23期（2023年7月期）は、上記取得物件のうち残り1物件を取得する。これにより前回予想比3.4％増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は4,140円と0.5％増となる見通し。 公募増資及び物件入替後のポートフォリオ全体の規模は3.4％増の3,027億円となり、3,000億円を達成する。また1口当たり巡航分配金は1.2％増の4,108円となる見込み。分配金の下限値を4,120円から4,140円に引き上げるとともに、引き続き中期目標である資産規模3,700億円、1口当たり巡航分配金4,300円を目指す。