いちごオフィスリート投資法人が投資口の追加発行、オフィスビル8棟取得を発表

(2016/05/09)

いちごオフィスリート投資法人（IRE）が、投資口の追加発行を行う。発行口数は110,166口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,798口。これにより発行後の投資口数は8.2％増の1,532,287口となる予定。調達額は約92億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。新たに取得する物件は東京、名古屋、大阪のオフィスビル計8棟、取得額は計209億円。匿名組合出資を通じて取得した優先交渉権を行使した。これにより5月に取得済の5棟を合わせ、ポートフォリオ全体の規模は前期比18％増の1,919億円となる。これらに伴い、第21期（平成28年4月期）、第22期（平成28年10月期）、第23期（平成29年4月期）業績予想を修正。第21期は、売却した4棟のうち1棟の売却損54百万円、熊本地震によるいちご熊本ビルの修繕引当金60百万円を見込む一方、売却3棟の売却益397百万円が寄与し、前回予想比12.9％増益を見込む。差し引き6百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,730円となる見通し。上記の投資口追加発行が反映される第22期は、13棟取得が寄与し、前回予想比9.5％増益を見込む。内部留保より490百万円を取り崩し、投資口が増加するも1口当たり分配金は1,890円と前回予想を2.2％上回る見通し。第23期は前回予想比9.4％増益を見込む。内部留保より406百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,900円となる見通し。