インヴィンシブル投資法人が投資口の追加発行、国内ホテル4物件取得、海外ホテルへのSPC出資を発表

(2018/07/17)

インヴィンシブル投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2期ぶり。 発行口数は909,524口、オーバーアロットメントによる売出口数は45,476口。これにより発行後の投資口数は20％増の5,748,181口となる予定。 調達額は約456億円を見込み、併せて発表した物件等の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、国内のホテル4物件（取得額合計477億円）と、海外のホテルを裏付資産とする特別目的会社の匿名組合出資持分（取得額378億円）。 SPCを通じて海外のホテルを取得するのは、イオンリート投資法人に続いて2銘柄目となる。対象となるホテルはケイマン諸島グランドケイマン島にあるリゾートホテル2物件。匿名組合出資持分100％を取得することにより、実質的に完全所有となる。想定NOI利回りは9.2％。 これら物件取得後のポートフォリオ規模は23.4％増の4,489億円となる。 併せて第30期（2018年6月期）及び第31期（2018年12月期）業績予想を修正。 第30期は、6月に公表した業績予想に対し0.4％増益を見込み、1口当たり分配金は1,426円となる見通し。 上記の増資及び物件取得が反映される第31期は、6月に公表した業績予想に対し5.2％増益を見込む。内部留保より755百万円を充当、また利益超過分配959百万円を加算することにより、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は1,683円と、前回予想を5.5％上回る見通し。