スマートフォン版を表示

2019年04月12日

CREロジスティクスファンド投資法人

FISCO REIT REPORT

CREロジスティクスファンド投資法人 Research Memo(4):倉庫・物流不動産の空室率は低下傾向が続く

■CREロジスティクスファンド投資法人の倉庫・物流不動産の空室率

1. 首都圏(大型倉庫)
2018年(暦年)は新規供給が調査※開始以来最大となる約62万坪の供給があったが、これを上回る需要があったことにより、空室率は1.29ポイント改善している。2019年においても新規供給が約72万坪と前年以上の供給が予定されているが、床の奪い合いが続いていることにより、既に内定率は5割を超えていると見られている。そのため、足元では大幅な空室率の悪化はないだろう。

※(株)シーアールイー「倉庫・物流不動産ロジスクエアマーケットレポート2018年12月」

CREロジスティクスファンド投資法人FISCO REIT REPORT

2. 関西圏(大型倉庫)
1年ほど前に空室率が15%程度に悪化する局面が見られたが、現在は極めて堅調である。これはもともと需要が見込めるベイアリアにおいて開発が過剰であったということ。その後、ベイエリアについてはデベロッパーが供給を一旦見送ったことにより、供給が極めて少なくなっている。しかしながら、2,000万人都市圏であるため需要は強い。また、内陸部についてはほとんど供給がなく、極めて堅調である。2019年の新規供給は約8万坪と前年比約3割の水準かつ、内定率も7割を超えているため、空室率の改善傾向が継続すると見られる。

CREロジスティクスファンド投資法人FISCO REIT REPORT

3. 首都圏(中小型倉庫)
スポンサーであるCREは祖業であるマスターリース(小型倉庫を一括借り上げし、賃貸借契約の当事者となる)を全国で約1,300物件展開している。この中小型倉庫では新規供給はほとんどないようである。建設業界でも、人手不足によって中小型の倉庫よりも大型倉庫を請け負う流れとなり、実質的に供給が難しい状況であり、賃料は上昇基調が続いている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬 智一)

本記事の重要事項(ディスクレーマー)はこちらのリンクの資料よりご覧ください

掲載内容に関しては株式会社フィスコIRにお問い合わせください。

1|2|3|4|5|6|7
  • PR

  • PR

決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 日本ビルファンド +1.34%
2 ジャパンリアル +1.31%
3 アドバンス・ロジ +1.17%
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。