スマートフォン版を表示

桐谷さんと語るJ-REIT(2/3)

2014年8月27日開催

私はバブル崩壊とリーマンでやられた

――長く持つ投資スタンスについてお聞かせ願えませんでしょうか?
日経平均のグラフではバブルから右肩下がりの状況で、20数年間で値上がり益を狙って投資した人で儲けた人は、あまりいないと思ってます。
私はバブル崩壊とリーマンでやられたんです。結局、バブル崩壊までは、みんな株と土地は上がるもんだと思ってたのですが、そうでなくなったんですよね。
下がったら我慢、株は辛抱、株は忍耐と思っているが、つぶれる会社もあるので、たくさん持って分散投資しています。以前はたくさん持っていると管理が行き届かないという話がありましたが、今はインターネットで管理しているので、たくさんの銘柄を管理できます。いろんな銘柄を浅く広く持っておくことで結果的にいい利回りが得られ、安全であるかなと私は思っています。なので、株は下がったら我慢し長く持ち、損切りはしたことはありませんね。

優待株のほかに持っているのが、REITなんです

――J-REIT銘柄をお持ちということなんですが、どのような銘柄なんでしょうか?
優待株を500銘柄ほど分散投資していて、配当と優待で非常に利回りが良いので、優待株に関しては値上がりしなくても十分なんですね。
その優待株の他に持っているのが、REITなんです。REITにはあまり優待がないんですけど(46銘柄中3銘柄しかないが)、株にくらべて利回りが高いのが特徴です。
多いものは5%くらいあります。ですから、J-REITに関しては、配当が多く利回りが4~5%の銘柄を13銘柄程持っています。

REITに注目したのは、2004、5年頃

――J-REIT銘柄のきっかけはどういうものでしょうか?
配当利回りがいいのをもっておりまして、REITに注目したのは、2004、5年頃で、日経平均が18,000円くらいに戻ってきて、金銭的な余裕があったのでJ-REITを買いました。
リーマンショックの時にREITが5分の1になった銘柄もありましたが、株もREITも下がった時に辛抱すれば、必ず戻ってくると思っています。安値で手離したものはありません。利回りも値段も回復した今は非常に恩恵を受けています。ここ数年で買ったREITは高パフォーマンスです。

REITは株と同じ土俵で売買ができ、株より配当にまわす率が高いので有利な商品だと思います

――REITがキャピタルゲイン狙いのものになるんではないかという意見に対してなにかありますでしょうか?
企業は利益の3割くらいは配当に回しているんじゃないかと長年見ていて、そう思っています。たとえばamadaという会社が、何か月前に儲けのすべてを配当に回すという宣言をしましてね。
普通の会社は、利益の一部を配当に回すのですが、REITは利益のほとんどを配当に回すんですよね。確かにREITも今、利回りがよくて買われていますが、人気が出て上がっていきますと、やはり上がったものはいつか下がります。現在REITは、株より利回りがいいので、長期保有をすれば全く問題ないと思いますし、値上がりしたら株と同様売ってもいいと思います。
REITは株と同じ土俵で売買ができ、株より配当にまわす率が高いので有利な商品だと思います。
1|2|3
  • PR

  • PR

決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 日本プロロジス +1.60%
2 東急リアル +1.13%
3 ラサールロジ +1.08%
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。