(2024/02/16)
日本プライムリアルティ投資法人が、第44期(2023年12月期)決算を発表した。 第44期における物件取得はなし。フリーレントを反映した賃料稼働率は97.1%と前期より0.7ポイント上昇した。前期に取得した物件が通期寄与したが、前期の物件売却益がなくなったため、前期比9.2%減益。内部留保より221百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模(取得額合計)は4,970億円、有利子負債比率は40.2%。 併せて「中野セントラルパークイースト」の共有持分53%を取得することを発表した。物件は、JR中央線中野駅より徒歩5分に位置する、2012年竣工、10階建のオフィスビル。スポンサーである東京建物による開発物件。テナントは14社、稼働率は92.8%。取得額は288億円。 第45期(2024年6月期)は、賃料稼働率が96.7%と前期より0.4ポイント低下する想定。新規物件の収益が寄与し、前期比1.7%増益を見込む。内部留保より99百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円と前期と同額となる見通し。 第46期(2024年12月期)は、新規物件の通期稼働や修繕費の減少により、前期予想比0.3%増益を見込む。内部留保より79百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円となる見通し。 当面の目標であった巡航ベースの1口当たり利益7,600円が視野に入ったことにより、中期目標として1口当たり分配金7,800円を目指す。
第44期実績 | 第45期予想 | 前期比 | 第46期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,411百万円 | 17,695百万円 | 1.6% | 17,916百万円 | 1.2% |
当期利益 | 7,356百万円 | 7,479百万円 | 1.7% | 7,499百万円 | 0.3% |
分配金総額 | 7,578百万円 | 7,578百万円 | 0.0% | 7,578百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 7,600円 | 7,600円 | 0.0% | 7,600円 | 0.0% |
<取得> | |||||
物件名称 | 中野セントラルパークイースト(準共有持分53%) | ||||
所在地 | 東京都中野区中野 | ||||
取得金額 | 28,800百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 3.2% | ||||
還元利回り | 2.9% | ||||
竣工時期 | 2012年3月1日 | ||||
取得日 | 2024年3月1日 | ||||
売主 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | サムティ・レジ | +1.45% |
---|---|---|
2 | いちごホテル | +0.75% |
3 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.71% |
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