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ジャパンエクセレント投資法人 (8987)

J-REIT銘柄情報

8987 ジャパンエクセレント投資法人

ジャパンエクセレント投資法人が第27期決算を発表、1口当たり実績分配金(利益超過分配金含む)は2,918円

(2020/02/17)

ジャパンエクセレント投資法人が、第27期(2019年12月期)決算を発表した。 第27期は、物件入替えを行い、「BIZCORE赤坂見附」「仙信ビル」を取得、「興和川崎西口ビル」「JEI西本町ビル」の持分を一部売却した。JEI西本町ビルの売却益101百万円が発生する一方、興和川崎西口ビルの売却損及び減損損失計1,629百万円発生により、前期比39%減益。内部留保より158百万円を取り崩すとともに、減損損失に伴い税会不一致が発生するため、一時差異等調整引当額1,406百万円を利益超過分配として計上し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,918円と前期比3.2%増となった。 期末のポートフォリオは33物件、資産規模(取得額合計)は2,794億円、有利子負債比率は44.9%。 第28期(2020年6月期)は、投資口の追加発行を行い「グランフロント大阪」の持分を取得する一方、「興和川崎西口ビル」「JEI西本町ビル」の持分を売却する。これにより賃貸収益が増加する他、物件売却益1,729百万円、前期の減損損失の反動増により、前期比148%増益を見込む。168百万円を内部留保する一方、前期の一時差異等調整引当額の戻し入れ1,406百万円を行う。投資口数が3.6%増加するも、1口当たり分配金は2,960円と前期比1.4%増となる見通し。 第29期(2020年12月期)は、「JEI西本町ビル」の残り持分を売却する。これにより売却益314百万円が発生するが、物件売却益が前期より減少するため、前期予想比21.5%減益を見込む。321百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は3,000円と前期予想比1.4%増となる見通し。 物件入替えに伴いポートフォリオの含み損が解消したことから、今後はスポンサーの開発物件等を取得し、資産規模を拡大する方針転換を図る。 また既存物件の賃料増額も継続しており、今後も年2%のペースで上昇する見込み。

           
  第27期実績 第28期予想 前期比 第29期予想 前期比
営業収益 10,890百万円 12,818百万円 17.7% 11,212百万円 ▲12.5%
当期利益 2,246百万円 5,579百万円 148.4% 4,380百万円 ▲21.5%
分配金総額
(利益超過分配金含む)
3,810百万円 4,004百万円 5.1% 4,059百万円 1.4%
1口当たり分配金
(利益超過分配金含まない)
1,841円 2,960円 60.8% 3,000円 1.4%
1口当たり利益超過分配金 1,077円 0円 ▲100.0% 0円 -
1口当たり分配金
(利益超過分配金含む)
2,918円 2,960円 1.4% 3,000円 1.4%

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