(2024/01/17)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第24期(2023年11月期)決算を発表した。 第24期は、「ルオーゴ汐留」の残持分を売却。オフィスは稼働優先のリーシングにより、期末稼働率は99.1%と前期より3.5ポイント改善したが、賃料減額が継続した。売却益の減少、修繕費の増加等により、前期比2.5%減益。862百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,611円と前期比2.7%減となった。 期末のポートフォリオは46物件、資産規模(取得額合計)は5,461億円、有利子負債比率は46.7%。 併せて「A-FLAG骨董通り」を売却することを発表した。物件は地下鉄表参道駅より徒歩4分に位置する、1992年竣工の商業施設。収益性や今後の成長余地を検討し売却を決定した。売却額は50億円。 また自己投資口の取得を行うことを発表した。2023年3月以来3回目となる。取得する投資口数は19,900口(上限)、発行済投資口数の2.46%に相当する。取得総額は60億円(上限)。取得した投資口は2024年5月期中に消却する予定。 第25期(2024年5月期)は、賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少により、前期比17.6%減益を見込む。内部留保より407百万円を取崩すも、1口当たり分配金は9,300円と前期比3.2%減となる見通し。 第26期(2024年11月期)も、賃貸収入は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比7.4%減益を見込む。内部留保より935百万円を取崩し、1口当たり分配金は9,300円となる見通し。 なお、第26期までは分配金下限目標9,300円を維持する方針だが、第27期(2025年5月期)以降は8,700円~9,300円の範囲で再検討する予定。
第24期実績 | 第25期予想 | 前期比 | 第26期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,344百万円 | 15,794百万円 | ▲8.9% | 15,404百万円 | ▲2.5% |
当期利益 | 8,621百万円 | 7,101百万円 | ▲17.6% | 6,574百万円 | ▲7.4% |
分配金総額 | 7,760百万円 | 7,508百万円 | ▲3.2% | 7,509百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 9,611円 | 9,300円 | ▲3.2% | 9,300円 | 0.0% |
<売却> | |||||
物件名称 | A-FLAG骨董通り | ||||
所在地 | 東京都港区南青山 | ||||
売却額 | 5,000百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 4,385百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 615百万円 | ||||
売却日 | 2024年5月31日 | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | サムティ・レジ | +1.45% |
---|---|---|
2 | いちごホテル | +0.75% |
3 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.71% |
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