恒例となりましたキャップレート動向分析セミナーを開催いたします。昨年より続く不動産の過熱市場が、2016年に入り様子が変化し始めております。マイナス金利や英国のEU離脱問題をはじめ経済環境も変化を始めている折、日本の不動産市場の動向を占う意味でキャップレートの現状把握が重要となります。
本セミナーでは、J-REITの売買データを基に、2016年上半期の取引市場でのキャップレート動向を紹介します。また、経済マクロ変数の動向も合わせてご紹介し、資産市場の動きや、不動産市場の今後の動向予想も示します。
不動産投資家、デベロッパー、不動産担保融資を行うレンダーの方々には、現在の市場水準感や将来予想を得るためには、最適なセミナーと想定されます。
■不動産業界は長年、時価評価インデックスがなく、また既存の不動産インデックスは公開頻度が少なく速報値がわからないという問題を抱えてきました。これらの課題に対して、市場取引データをベースにした時価評価体系のひとつとして、CPCキャップレートモデルは構築されました。本モデルは2008年よりCPC社により提供されており、現在では大手金融機関・デベロッパーに広く活用されております。
■仕組み
・J-REITの取引を用途別エリア別に分類し、各エリアに仮想的な標準的ビルを想定します。
・各取引のキャップレートを、この標準ビルに場所のグレード、築年数、ビル規模等20ほどのパラメータを用いて比準します。
・比準後キャップレートを時系列にして、市場全体のトレンドを表します。
・キャップレートはマクロ変数と関連を持ちながら変動する特性が見られます。この変動特性を用いて、将来予想を組み立てます。
■特徴
・鑑定評価をベースにする場合が多い各不動産インデックスと異なり、実取引をベースにするCPCキャップレートモデルは、市場動向が適時的に反映されます。
・不動産市場特有の変動特性であるトレンド性および周期性をモデルに組み込んでおり、CPCキャップレートモデルでは将来の予想が示されます。これは市場の転換点などを測るには有効であり、セミナーでは予想が実際の値とどの程度乖離したかというバックテストの結果も示します。
■2015年には、強いダウントレンドであった商業用不動産のキャップレートは、地方部まで極低水準になり、市況としてはほぼ一巡しました。
■そのキャップレートは2016年に入り様子を変え始めています。
■2015年のモデルでは、2016年の上半期にボトムをつけると予想されたキャップレートとほぼ整合的に推移。
■マクロ変数もキャップレートのボトムを示唆するデータが増えてきています。セミナーではこの関連についても解説します。
■Capreeについて
CPCキャップレートモデルを搭載したオンライン評価システム“Capree”を、Japan REITが運営する不動産投信情報ポータルサイト(japan-reit.com)にて提供しています。定量的な取引事例の比較など、シンプルかつ強力な評価アシストツールです。本セミナーでは“Capree”の機能を一部示し、このツールを使った市況の素早い把握方法につきご紹介します。
日時 | 2016/9/7(水曜日)14:00-15:30(13:30受付開始) |
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会場 | 東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル コンファレンススクエア 入口7階 会場8階 Room1 アクセスMAPはこちら |
定員 | 30名 ※先着順 |
参加費 | お一人様10,000円(税込) (当日受付にてお支払いください。請求書発行をご希望の方は申し込み時にお申し出ください。) |
主催 | 株式会社クレジット・プライシング・コーポレーション、Japan REIT 株式会社 |
講演内容は変更になる場合が御座いますので、ご了承ください。 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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