(2024/03/18)
イオンリート投資法人が、第22期(2024年1月期)決算を発表した。 第22期における物件取得はなし。修繕費の増加や台風被害による損失計上により、前期比0.8%減益。内部留保より125百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,350円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは49物件、資産規模(取得額合計)は4,683億円、有利子負債比率は41.5%。 併せて、借地借家法の改正や事業環境の変化により、今後は事業用定期借地権の物件取得機会が増加すること、増築や建替えが増え工事費が増加すること等を背景に、利益超過分配を行うことを発表した。 第23期(2024年7月期)は、修繕費の増加により、前期比4.1%減益を見込む。内部留保残248百万円を取崩し、更に130百万円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,335円と前期比0.4%減となる見通し。 第24期(2025年1月期)は、減価償却費、資産運用報酬、借入コストが増加するが、修繕費の大幅減少により、前期予想比2.8%増益を見込む。191百万円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,335円と前期予想と同額となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり巡航分配金3,600円(利益超過分配金含む)を最優先としながら、資産規模6,000億円を目指す。 なお、1月に発生した能登半島地震に伴う、石川県に保有する2物件への影響は精査中のため、業績予想へは未反映。
第22期実績 | 第23期予想 | 前期比 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 21,054百万円 | 21,009百万円 | ▲0.2% | 21,017百万円 | 0.0% |
当期利益 | 6,990百万円 | 6,705百万円 | ▲4.1% | 6,894百万円 | 2.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,350円 | 3,274円 | ▲2.3% | 3,245円 | ▲0.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 61円 | - | 90円 | 47.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,350円 | 3,335円 | ▲0.4% | 3,335円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | アドバンス・ロジ | +2.39% |
---|---|---|
2 | コンフォリア・レジ | +0.64% |
3 | NTT都市開発リート | +0.09% |
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